台北は2泊3日でも十分に楽しめる街です。主要な見どころがMRTの沿線に集まっており、移動に時間を取られません。ソウルより街がコンパクトで、初めての海外旅行先としても難易度が低い都市です。
ただし2泊3日は実質1.5日しか動けません。初日と最終日は空港移動でほぼ潰れるという前提で組まないと、予定が破綻します。この記事では移動時間を含めた時刻付きのプランを提示します。
全体の組み立て方
| 日程 | テーマ | 主なエリア |
|---|---|---|
| 1日目 | 到着後に動ける市内 | 西門町・台北101・夜市 |
| 2日目 | 日帰りで郊外へ | 九份・十分 |
| 3日目 | 買い物と帰国 | 中山・迪化街 |
2泊3日で最も悩むのが「九份に行くかどうか」です。九份は台北から片道70〜90分かかるため、行くなら2日目を丸ごと使う覚悟が必要です。
宿泊は台北駅か中山エリアがおすすめです。空港MRTの終点であり、地下鉄の乗り換えもしやすく、どこへ行くにも起点にできます。

1日目:到着から市内観光
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 12:00 | 桃園国際空港に到着 |
| 13:30 | MRT直達車で台北駅へ(約38分)/ホテルに荷物を預ける |
| 14:30 | 西門町を散策 |
| 16:30 | 台北101へ移動(板南線+淡水信義線で約20分) |
| 17:00 | 展望台から夕景と夜景 |
| 19:00 | 饒河街夜市で夕食(松山駅直結) |
| 21:30 | ホテルへ |
西門町(シーメンディン)
台北の若者文化の中心地で、「台湾の原宿」と呼ばれます。歩行者天国になった一角に飲食店、映画館、雑貨店が密集しており、到着日の軽い散策にちょうどよいエリアです。
台北駅から板南線で1駅、歩いても15分ほどです。荷物を預けたあとすぐ動けるのが利点です。
台北101の展望台は夕方が正解
展望台に上がるなら日没の1時間前に入場してください。明るい台北市街、夕焼け、夜景の3つを一度に体験できます。昼だけ、夜だけで行くより明らかに満足度が高くなります。
チケットは事前にオンライン購入しておくと、窓口の行列を避けられます。週末は特に混雑します。
2日目:九份と十分へ日帰り
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 09:00 | 台北駅から台鉄で瑞芳駅へ(約40分) |
| 10:00 | 平溪線に乗り換えて十分へ(約30分) |
| 10:30 | 十分老街・ランタン上げ・十分瀑布 |
| 13:30 | 瑞芳へ戻り、バスで九份へ(約20分) |
| 14:30 | 九份老街・基山街を散策 |
| 16:00 | 阿妹茶楼で休憩 |
| 17:30 | 提灯の点灯を待つ |
| 19:00 | 瑞芳駅経由で台北へ戻る |
十分と九份は同じ方面にあるため、1日で両方回るのが定番のルートです。午前中に十分、午後から夜にかけて九份という順番にすると、九份で提灯が灯る時間帯に居合わせられます。
十分では線路の上でランタンを上げる体験ができます。願い事を書いたランタンを空に放つもので、台湾旅行の思い出として人気があります。
九份の詳しい歩き方は九份の歩き方で解説しています。帰りのバスが混雑するため、瑞芳駅経由で台鉄を使うルートがおすすめです。

十分でのランタン上げの流れ
十分老街の線路沿いにはランタン専門店が並んでおり、色ごとに願い事の種類が決まっています。恋愛運は桃色、健康運は緑、金運は黄色といった具合に、色を選ぶところから体験が始まります。
4面のランタンに毛筆で願い事を書き、列車が来ないタイミングを見計らって線路上で空へ放ちます。店員が写真撮影を手伝ってくれることも多く、記念になる一枚を残せます。所要時間は1組あたり15〜20分程度です。
3日目:買い物をして帰国
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 09:00 | チェックアウト(荷物は預ける) |
| 09:30 | 迪化街で乾物・お茶のお土産探し |
| 11:30 | 中山エリアで昼食 |
| 13:00 | ホテルで荷物を受け取る |
| 13:30 | MRT直達車で桃園国際空港へ(約38分) |
| 14:30 | 空港着・チェックイン |
迪化街(ディーホアジエ)は台北最古の問屋街で、乾物、漢方、お茶、カラスミなどが並びます。お土産をまとめて買うのに適した場所です。
最終日に遠出を入れないのが鉄則です。国際線は出発2時間前のチェックインが基本なので、逆算して余裕を持たせてください。
九份に行かない場合の代替プラン
郊外へ出ずに台北市内だけで過ごすなら、2日目はこう組めます。
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 09:30 | 国立故宮博物院(約2時間) |
| 12:30 | 士林エリアで昼食 |
| 14:00 | 中正紀念堂(衛兵交代式) |
| 15:30 | 永康街でかき氷・小籠包 |
| 17:30 | 龍山寺 |
| 19:00 | 寧夏夜市で夕食 |
国立故宮博物院は中国美術の世界的コレクションを所蔵する博物館です。じっくり見ると半日かかるため、見たい展示を絞って回るのがコツです。
中正紀念堂では毎正時に衛兵交代式が行われます。時間を合わせて訪れると見応えがあります。
3泊4日にする場合の拡張プラン
日程を1日延ばせるなら、九份・十分と市内観光の両方を無理なく組み込めます。1日目に西門町と台北101、2日目に九份と十分、3日目に故宮博物院と龍山寺、4日目に迪化街で買い物という流れにすると、台北の魅力をより深く体験できます。
時間に余裕があるなら、台中や高雄への日帰りも検討できます。高鐵を使えば台中まで約1時間、高雄まで約1時間40分で移動できるため、複数都市を組み合わせた旅程も現実的です。
予算の目安
| 項目 | 2泊3日の目安 |
|---|---|
| 市内交通(MRT) | 300〜500元 |
| 九份往復 | 約300元 |
| 食事(1日3食) | 600〜1,200元/日 |
| 台北101展望台 | 600元 |
| お土産 | 1,000〜3,000元 |
宿泊費を除けば、1人あたり5,000〜8,000元(約25,000〜40,000円)が目安です。食事が安いため、日本国内旅行より費用を抑えられることも珍しくありません。
両替の考え方は台湾の両替はどこが一番お得?にまとめています。

よくある失敗
初日に予定を詰め込みすぎる
フライトの遅延、入国審査の混雑、空港からの移動で、到着日は想定より2時間遅れることがあります。初日は軽めにしておくのが安全です。
九份を半日で済ませようとする
往復で3時間かかります。午後から出発して提灯を見て帰ると、それだけで1日が終わります。他の予定と組み合わせるのは無理があります。
悠遊カードを買わない
MRTの運賃が2割引になり、バスやコンビニでも使えます。買わない理由がありません。詳しくは台湾の悠遊カード完全ガイドをご覧ください。
最終日に遠出する
帰国便に間に合わなくなるリスクがあります。最終日は空港へのアクセスが良いエリアで過ごしてください。
よくある質問
2泊3日で九份まで行けますか?
行けます。ただし2日目を丸ごと使うことになります。市内の観光地を多く回りたいなら、九份は諦めて次回に回すという判断もあります。
宿泊はどのエリアがいいですか?
台北駅か中山エリアです。空港MRTの起点であり、地下鉄の乗り換えもしやすく、飲食店も多いエリアです。西門町も便利ですが、夜は賑やかで静けさを求める人には向きません。
日本語は通じますか?
観光地やホテルでは通じることが多く、飲食店にも日本語メニューが置かれています。街の表記が漢字なので、意味を推測できる場面も多く、韓国より言葉の負担は少ないと感じる人が多いです。
ベストシーズンはいつですか?
10〜12月と3〜4月が過ごしやすい季節です。夏は蒸し暑く台風の影響を受けます。冬は暖かいものの雨が多くなります。
現金はどのくらい必要ですか?
夜市や屋台は現金のみのことが多いため、1人5,000〜8,000元は用意しておくと安心です。レストランやコンビニではカードも使えます。
まとめ
- 初日と最終日は空港移動で潰れる前提で組む
- 宿泊は台北駅か中山エリア
- 九份へ行くなら2日目を丸ごと使う
- 台北101は日没1時間前に入場
- 悠遊カードは到着後すぐ購入
台北はコンパクトで移動が楽な街です。2泊3日でも密度の高い旅ができます。
空港からの移動は桃園国際空港から台北市内への移動、市内の交通は台北MRTの乗り方をご覧ください。夜の予定は夜市ガイドが参考になります。
掲載した料金・所要時間は2026年時点の目安です。訪問前に台湾観光庁の公式サイトで最新情報をご確認ください。



