韓国も台湾も、日本から短い時間で行けます。ただ、近いからといって手続きが要らないわけではありません。パスポートの有効期間、入国前のオンライン手続き、航空券の選び方を知らないまま当日を迎えると、空港で困ることがあります。
この記事は、出発前の準備を「確認する順番」に沿って整理しました。入国条件は制度が変わることがあるため、公式に確認できた内容と、旅行会社などの情報に基づく内容を分けて書いています(確認日:2026年9月20日)。
出発前に確認する順番
| 順番 | 確認すること | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | パスポートの有効期間 | 足りないと搭乗や入国を断られる可能性がある。更新には時間がかかる |
| 2 | 入国前のオンライン手続きの有無 | 制度が変わりやすく、出発直前に登録が必要な場合がある |
| 3 | 航空券の条件 | 手荷物や変更条件で、見た目の運賃と総額が変わる |
| 4 | 到着後の移動手段 | 空港からの移動は、宿の場所で選び方が変わる |

ビザ(査証)とパスポートの有効期間
| 項目 | 韓国 | 台湾 |
|---|---|---|
| ビザ | 観光など短期滞在(90日以内)は不要とされる | 観光目的の90日以内の滞在は不要とされる |
| パスポートの有効期間 | 入国時に3か月以上とする案内が多い | 予定している滞在日数以上(日本台湾交流協会の案内) |
台湾については、日本台湾交流協会が、日本のパスポート所持者の入境時の有効期間の条件を、滞在予定日数以上に変更したと案内しています。以前の「3か月以上」より緩やかです。ただし、有効期間ぎりぎりのパスポートで出発すると、想定外の延泊があった場合に困るため、余裕のあるパスポートで出発するのが安心です。
韓国については、旅行会社の案内で、入国時に3か月以上の有効期間があることが目安として紹介されています。制度の詳細は外務省の海外安全ホームページや、韓国の在外公館の案内で確認してください。パスポートの申請から受け取りまでには日数がかかるため、旅行を決めた時点で、まず有効期限を確認しておくのが確実です。
入国前のオンライン手続き
韓国:K-ETAと電子入国申告
韓国には、事前に電子渡航認証(K-ETA)を取得する制度があります。旅行会社の案内では、日本国籍者はK-ETAの免除措置が2026年12月31日まで実施されているとされています。あわせて、電子入国申告書(e-Arrival Card)は、韓国に到着する3日前からオンラインで提出できる仕組みです。同じ案内では、K-ETAを持つ人は電子入国申告が免除され、日本国籍者はK-ETAが免除されている現状では、電子入国申告も不要とされています。ただし、こうした扱いは変更されやすいため、出発前に最新の案内で確認してください。
免除措置には期限があるため、旅行時期が2026年末に近い人は特に注意してください。最新の要件は、K-ETAの公式サイトと外務省の情報で必ず確認してください。
台湾:オンライン入国カード
台湾では、入国カードをオンラインで登録する仕組みがあります。旅行ガイドの情報では、入境日を含めて3日前から、入国審査を受けるまでに登録する形と案内されています。紙のカードを書く代わりに、事前にオンラインで済ませておくと、空港での手続きが楽になります。登録先や条件は変更されることがあるため、台湾の入国管理当局の公式案内で確認してください。

航空券を選ぶときの考え方
航空券の価格は、季節、曜日、航空会社、予約時期で変わります。「何か月前が一番安い」と決めつけられる一般的な答えはありません。この記事では、時期の断定は避け、比較のしかたを整理します。
| 比べる項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 総額 | 座席指定、受託手荷物、機内食を含めた合計で比べる |
| 出発と到着の時刻 | 到着が深夜だと、空港からの移動手段が限られる |
| 発着ターミナル | 航空会社によって使うターミナルが違う |
| 変更・取消の条件 | 安い運賃は変更できない場合がある |
金曜出発・日曜帰国のような週末に集中する日程は、料金が高くなりやすいとされます。日程に融通が利くなら、1日ずらして複数の日で比べると、選びやすくなります。長期休暇や連休の時期は、日本側だけでなく現地の連休も重なるため、混雑と価格の両面に注意してください。
LCCとフルサービス航空会社の見比べ方
LCC(格安航空会社)は、運賃が安く見える一方で、手荷物や座席指定が別料金になる場合があります。荷物を預けるなら、総額でフルサービス航空会社と比べてください。到着時刻が遅い便を選んだ場合は、空港からの移動手段が限られるため、仁川空港からソウル市内への移動や、桃園国際空港から台北市内への移動の記事の「到着が遅い日の考え方」を先に読んでおくと安心です。

出発前日に手元に揃えておくもの
入国審査や搭乗で、書類の提示を求められることがあります。前日までに、次のものを一か所にまとめておくと、当日に探さずに済みます。
- パスポート:有効期限を最終確認する
- eチケットの控え:発着ターミナルと搭乗時刻を確認する
- 宿泊先の名前と住所:入国時に聞かれた場合や、タクシーで見せる場合に使う
- オンライン手続きを済ませた場合の確認画面:画面のスクリーンショットを保存しておく
- 現地で使う通信手段の設定情報:eSIMなどを使う場合は、出発前に読み込みを済ませる
スマートフォンの電池が切れると、これらの画面を出せなくなります。重要な書類は、紙に印刷して持っておくと、電池切れや通信の不具合に備えられます。
直前に困りやすいこと
- パスポートの期限に、出発の直前に気づく:更新には時間がかかるため、旅行を決めた時点で確認する
- 前回の旅行で不要だった手続きを、今回も不要だと思い込む:制度は変わるため、毎回、公式情報で確認する
- LCCの荷物や座席の料金を、総額に入れずに比べる:合計で比較する
- 発着ターミナルを取り違える:eチケットのターミナル番号は前日に確認する
入国前後の通信環境は韓国・台湾の通信手段に、台湾に行く場合の持ち物は台湾旅行の持ち物チェックリストにまとめています。
準備の全体の流れ
準備は、期限が長いものから順に片づけると、無理がありません。最初にパスポートの有効期限を確認し、必要なら更新の手続きを始めます。次に航空券を選び、日程が決まったら宿を確保します。出発の数日前に、入国前のオンライン手続きが必要かどうかを、最新の公式情報で確認して、必要なら登録します。通信手段や両替の準備は、その間に少しずつ進めれば十分です。
現地での現金の考え方は韓国の両替はどこですべきかと台湾の両替はどこですべきかにまとめています。準備を早めに進めておくと、直前に予定が変わったときにも、慌てずに対応できます。
この記事の情報の出典
台湾のパスポート有効期間の条件は、次の公的機関の案内に基づきます。韓国のK-ETA免除期間とオンライン申告の提出時期は、旅行会社の案内に基づく情報です。確認日は2026年9月20日です。
- 日本台湾交流協会(日本旅券所持者の入境時の残存有効期間):https://www.koryu.or.jp/consul/passport/detail8/
- 外務省 海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
- 韓国電子渡航認証(K-ETA)公式サイト:https://www.k-eta.go.kr/
航空券の価格や買い時、空港から市内までの所要時間は、条件で大きく変わるため、具体的な数字は載せていません。入国条件は変更されることがあるため、出発前に上記の公式サイトで最新情報をご確認ください。



