T-moneyは、韓国の地下鉄やバス、コンビニなどで使える交通系ICカードです。ただ、支払い方法は変わってきていて、旅行者向けの情報の中には古いものも残っています。この記事では、「物理カードを買う」「モバイルT-moneyを使う」「1回券で済ませる」のどれが自分に合うかを選ぶ視点で整理しました(確認日:2026年9月20日)。
公式サイトから直接確認できなかった内容は、旅行者向けの案内サイトの情報として、その旨を明記しています。カード代やチャージ額の具体的な金額は変わりやすいため、断定せず目安として書きます。
3つの選択肢から選ぶ
| 選択肢 | 強み | 気をつけること |
|---|---|---|
| 物理カード | コンビニや駅で買え、日本のスマホの設定が要らない | カード代は返ってこない。チャージは現金が中心 |
| モバイルT-money(アプリ) | スマホで完結し、海外発行のカードでチャージできる場合がある | 対応するカードのブランドや手数料に条件がある |
| 1回券(地下鉄のみ) | 乗る回数が少ない人に手軽 | バスには使えず、乗り換え割引も受けられない |
初めての旅行で、地下鉄とバスの両方を使う予定があるなら、物理カードが最も手間が少ない選択です。スマホの操作に慣れていて、現金を持ち歩きたくない人は、アプリの対応状況を確認したうえで、モバイルT-moneyを検討できます。

物理カードの買い方とチャージ
物理カードは、コンビニ(CU、GS25、セブンイレブンなど)や地下鉄の駅で購入できます。旅行者向けの案内では、カード代は2,500〜4,000ウォン程度で、デザインによって違うとされています。カード代は購入した時点で費用になり、あとから払い戻されません。払い戻しの対象になるのは、チャージした残高だけです。
チャージは、コンビニのレジや地下鉄駅の券売機で行います。旅行者向けの案内では、物理カードへのチャージは現金が中心で、コンビニでは1,000ウォン単位で受け付けるとされています。券売機は英語表示に切り替えられる機種もあります。
いくらチャージするかの決め方
チャージ額は、金額の目安を覚えるより、自分の予定から計算するほうが確実です。次の手順で見積もってください。
- 滞在中に使う路線と区間を、地図アプリで調べる
- 1日の乗車回数を見積もり、運賃を掛け合わせる
- コンビニで買い物に使う予定があれば、その分を足す
- 少し余裕を持たせて、最初にチャージする
残高が足りなくなっても、駅の券売機やコンビニで追加できます。最初に大きな額を入れる必要はありません。

モバイルT-moneyと海外カード
旅行者向けの案内サイトによると、2026年3月から、モバイルT-moneyのアプリで、海外発行のMastercard、American Express、UnionPayカードによるチャージが可能になったとされています。手数料は4.5パーセント前後で、Visaは対象外とされています。また、iPhoneでは、2025年7月からApple Walletに対応しているとされています。
一方で、地下鉄駅の券売機で海外のカードが使えるのは、1回券や、一部の短期の乗り放題カードの購入が中心で、通常のT-moneyへのチャージには使えない場合があるとされています。対応するカードや条件は変更されやすいため、利用する前に公式サイトやアプリで最新の案内を確認してください。
旧版のこの記事では、「モバイルT-moneyは日本のスマホでは使えない」と書いていましたが、現在は状況が変わっています。ただし、通信環境が必要になる場面があるため、事前に通信の準備を整えておくと安心です。
使える場所と使えない場所
| 利用先 | 使えるか |
|---|---|
| ソウルの地下鉄・市内バス | 使える |
| 釜山・大邱などの地下鉄とバス | 使える(ウィキペディアでは、ソウル、仁川、釜山、大邱、大田、光州、蔚山などで使えるとされる) |
| コンビニ(GS25、CUなど) | 使える |
| 一部のタクシー | 対応する車両のみ |
| KTX(高速鉄道) | 別途チケットが必要 |
ソウルで買ったカードを、釜山などの他の都市でも使えるので、複数の都市を回る旅程でも1枚で済みます。釜山の回り方は釜山2泊3日の回り方を参照してください。
1回券との違い:乗り換え割引
地下鉄とバスを乗り継いだときの運賃の割引は、T-moneyなどの交通系カードで乗った場合に適用されます。旅行者向けの案内では、1回券では乗り換え割引を受けられないとされています。バスに何度も乗る予定がある旅行では、この差が積み重なるため、物理カードかモバイルT-moneyを選ぶほうが有利です。割引の条件や時間は変更されることがあるため、公式サイトで確認してください。

残高が余ったときの払い戻し
旅行者向けの案内では、残高が2万ウォン以下なら、コンビニで払い戻しを受けられ、手数料として500ウォンが引かれるとされています。残高が多い場合は、地下鉄駅の窓口などで手続きする案内もあります。コンビニごとに、払い戻しの対象になる残高の上限が異なると案内されているため、店の表示を確認してください。
残高が少ないときは、払い戻しの手数料や手間のほうが大きくなります。再び韓国に行く予定があるなら、カードを持ち帰るのも一つの方法です。空港のコンビニで、飲み物やお菓子の支払いに使い切る方法もあります。
1人1枚が基本:グループで使うときの注意
地下鉄の改札は1人ずつ通る仕組みのため、地下鉄では1人につき1枚のカードが必要です。バスでは、人数分を続けてタッチできる場合もありますが、運賃の支払い方は路線や車両で異なることがあります。家族やグループで行く場合は、全員分のカードを用意するか、乗る人が代表して払うのか、事前に決めておくと、改札やバスの乗り口で慌てません。
紛失・破損したとき
物理カードは、個人情報が登録されていないものが一般的です。紛失した場合は、新しいカードを買い直すのが基本になります。大きな金額を一度にチャージせず、必要な分をこまめに追加する使い方にすると、紛失したときの損失を小さく抑えられます。割れたり読み取れなくなったりした場合は、地下鉄駅の窓口で相談できることがあります。購入時のレシートがあると、説明しやすくなります。
よくある思い違い
- 「カード代は、返却すれば戻ってくる」:カード代は返ってきません。戻るのはチャージ残高だけです
- 「日本のスマホではモバイルT-moneyは使えない」:現在は海外カードでチャージできる場合があります
- 「T-moneyでKTXにも乗れる」:KTXは別にチケットが必要です
- 「クレジットカードなら、どの券売機でもチャージできる」:券売機で海外カードが使えるのは、一部の券種に限られる場合があります
空港からの移動は仁川空港からソウル市内への移動に、現金の準備は韓国の両替はどこですべきかにまとめています。
この記事の情報の出典
利用できる都市、カードの種類はウィキペディア、カード代・払い戻し・海外カードによるチャージなどの最新情報は旅行者向けの案内サイトの記載に基づきます。確認日は2026年9月20日です。
- T-money(ウィキペディア):https://en.wikipedia.org/wiki/T-money
- T-money公式サイト:https://www.t-money.co.kr/
カード代、払い戻しの手数料、対応する海外カードの条件は、公式サイトで直接確認できておらず、案内サイトの記載に基づく目安です。制度は変更されることがあるため、利用前にT-moneyの公式サイトで最新情報をご確認ください。



