台湾旅行といえば台北が定番ですが、南部の都市・高雄(カオション)も見逃せない魅力が詰まったエリアです。台湾第二の都市でありながら、台北よりも気候が温暖で、のんびりとした雰囲気が漂います。カラフルなアートスポット、歴史的な港町の風景、新鮮なシーフードグルメと、台北とは異なる台湾の顔を発見できる街です。

高雄ってどんな街?
高雄は台湾南部に位置する港湾都市で、台湾最大の貿易港を擁する産業の中心地でもあります。近年は都市再開発が進み、かつての工業地帯がアートスポットや観光施設へと生まれ変わり、新旧が混在する魅力的な街になっています。
気候は台北より温暖で、冬でも比較的過ごしやすいのが特徴です。雨季(5〜9月)は蒸し暑くスコールも多いですが、乾季(10〜4月)は快適に観光できます。
MRTと軽軌(LRT)が整備されており、主要な観光スポットへのアクセスも便利です。
台北から高雄へのアクセス
台湾高速鉄道(新幹線・高鐵)
台北から高雄への移動は台湾高鐵(新幹線)が最も快適です。台北駅から左営駅まで最速約1時間35分で結ばれており、料金は1,490〜1,630台湾ドル(約6,900〜7,500円)です。
高鐵の左営駅はMRTに接続しており、高雄市内各地へスムーズに移動できます。
在来線(台鐵)
台鐵の自強号(特急)を利用すると、台北から高雄まで約3時間30分〜4時間かかります。料金は843台湾ドル(約3,900円)ほどで、高鐵より安く移動できます。時間に余裕がある旅行者や、途中の街に立ち寄りたい場合に向いています。
飛行機
台北の松山空港から高雄の小港空港まで約1時間のフライトがあります。高鐵の発達により利用者は減っていますが、LCCを利用すれば安く移動できることもあります。
高雄の主要観光スポット
蓮池潭(レンチータン)
高雄を代表する観光スポットで、湖の上に建つ龍虎塔が有名です。全長約12メートルの龍と虎の塔があり、龍の口から入って虎の口から出ると運気が上がるといわれています。湖畔には廟(びょう)が並び、台湾の宗教文化を間近に感じられる場所です。
MRT左営駅から徒歩約15分の場所にあり、入場は無料です。

駁二芸術特区(ボーアー芸術特区)
かつての港の倉庫を改装したアートスポットで、高雄のクリエイティブ文化の中心地です。アートギャラリー、カフェ、セレクトショップ、イベントスペースが集まり、週末は地元の若者や観光客で賑わいます。
屋外にはユニークなアート作品が点在しており、散歩しながら鑑賞できます。軽軌(LRT)「駁二大義駅」または「駁二蓬莱駅」から徒歩すぐのアクセスです。
西子湾(シーズーワン)
高雄港の入口付近に位置する夕日の名所で、台湾でも有数の美しい夕景が楽しめるスポットです。砂浜と岩場が広がるビーチエリアと、その奥にある打狗英国領事館(台湾最古の西洋式建築のひとつ)を合わせて観光するのがおすすめです。
MRT西子湾駅からフェリーで旗津(チージン)へ渡ることもでき、島内の自転車散策も人気のアクティビティです。
旗津(チージン)
西子湾からフェリーで5分ほどの離島です。細長い半島状の島で、自転車を借りて端から端まで走る観光スタイルが定番。新鮮なシーフードを提供する食堂が並ぶ旗津海産街は、昼食スポットとして地元でも人気があります。フェリー料金は往復40台湾ドル(約180円)と手頃です。
美麗島駅(フォルモサ大道駅)
高雄MRTの美麗島駅は、世界で最も美しい地下鉄駅のひとつとして知られています。駅構内のドーム型ステンドグラス「光之穹頂(光のドーム)」は圧巻の美しさで、観光スポットとして多くの人が訪れます。乗車しなくても見学のみで入場でき、入場料は無料です。
高雄で食べたい名物グルメ

シーフード
港町・高雄では新鮮なシーフードが豊富です。旗津や塩埕埔エリアの食堂では、サザエ、カキ、エビ、カニなどを使った料理をリーズナブルな価格で楽しめます。1皿100〜300台湾ドル(約460〜1,380円)ほどで、新鮮な海の幸を堪能できます。
六合夜市(リウホー夜市)
高雄を代表する夜市で、MRT中央公園駅から徒歩すぐのアクセスです。シーフード、台湾料理、デザートなど多彩な屋台が並び、地元の人にも観光客にも人気があります。パパイヤミルクが名物として知られており、六合夜市発祥のドリンクとして有名です。1杯60〜80台湾ドル(約280〜370円)ほどです。
鳳山肉圓(フォンシャン・バーワン)
高雄近郊の鳳山が発祥とされる台湾B級グルメ。米粉で作った半透明の皮の中に豚肉や筍を詰めた料理で、もちもちとした独特の食感が特徴です。甘辛いタレをかけて食べます。1個35〜50台湾ドル(約160〜230円)ほどです。
土魠魚羹(サワラのとろみスープ)
高雄の名物スープで、サワラ(土魠魚)の切り身を使ったとろみのある魚介スープです。台南や高雄の食堂で広く食べられており、ご飯や麺と一緒に食べるのが定番です。1杯60〜90台湾ドル(約280〜420円)ほどです。
高雄市内の移動
高雄市内はMRTと軽軌(LRT)が整備されており、主要な観光スポットはこれらを使ってアクセスできます。
1日乗車券は150台湾ドル(約690円)で販売されており、観光で何度も乗り降りする場合はお得です。悠遊カードも高雄のMRT・LRT・バスで利用できるので、台北から持参したカードをそのまま使えます。
高雄観光のモデルプラン
時間が限られている場合のおすすめルートを紹介します。
午前中は蓮池潭で龍虎塔を見学し、午後は駁二芸術特区を散策。夕方は西子湾で夕日を眺め、夜は六合夜市でグルメを楽しむ、というのが高雄観光の定番1日コースです。
台北から日帰りも可能ですが、宿泊して2日間かけて観光すると旗津や周辺エリアまでゆっくり楽しめます。
まとめ

高雄は台北とは異なるゆったりとした空気が流れる、台湾南部の魅力が詰まった都市です。アートスポット、歴史的な港の風景、新鮮なシーフード、活気ある夜市と、見どころは盛りだくさん。台湾旅行で台北だけでなく南部まで足を伸ばしたいなら、高雄は最高の目的地です。



