台南のミシュラン小籠包を堪能しよう!
台南の名店で味わう!ミシュラン小籠包と本場台湾絶品グルメ巡り台湾旅行
台湾南部の文化と歴史の宝庫である台南。古都の魅力が溢れるこの街は、実は小籠包をはじめとする台湾グルメの隠れた聖地でもあります。特に近年、ミシュランガイドも注目する台南の小籠包は、台北の有名店にも負けない絶品の味わいで、世界中の美食家を魅了しています。今回は、台南を訪れる際に絶対に訪れるべき小籠包の名店と、その周辺の観光スポットをご紹介します。
台南の小籠包文化
台湾といえば小籠包。そして小籠包といえば台北の鼎泰豊(ディンタイフォン)が世界的に有名ですが、実は台南にも負けず劣らずの名店が点在しています。台南の小籠包は、一般的に皮が少し厚めで、具材の風味がしっかりと感じられるのが特徴。地元の食材を活かした独自の発展を遂げた台南小籠包の世界を覗いてみましょう。
ミシュラン掲載店「度小月」
台南を代表する麺料理店「度小月」は、実は絶品の小籠包も提供しています。ミシュランガイドにも掲載されるこの老舗は、創業300年以上の歴史を持ち、その伝統の味は多くの食通を魅了し続けています。
住所と営業時間
- 住所:台南市中正路16号
- 営業時間:10:00〜22:00(年中無休)
- アクセス:台南駅から徒歩約15分、またはタクシーで5分
- 👉 グーグルマップで場所を見る
おすすめメニュー
- 特製小籠包(1籠6個入り・NT$120)
- 担仔麺(NT$80)
- 海老焼売(NT$100)
小籠包を注文すると、熱々の竹蒸籠と共に特製の生姜酢が提供されます。まずは小籠包の皮に小さな穴を開け、中のスープを少し吸い、その後で生姜酢をつけて頂くのが地元流の食べ方です。度小月の小籠包は皮がしっかりとしているにも関わらず、口に入れると驚くほど滑らかに溶け、肉の旨味と共に広がる特製スープの風味は格別です。
地元で愛される「鼎泰興」
台北の「鼎泰豊」と名前は似ていますが、全く別の店舗である「鼎泰興」。台南の地元民に絶大な支持を受ける隠れた名店です。観光客よりも地元の人々で賑わうこの店は、庶民的な価格で本格的な小籠包を楽しめる穴場スポットです。
住所と営業時間
- 住所:台南市中西区民族路二段76号
- 営業時間:8:00〜20:00(月曜定休)
- アクセス:赤崁楼から徒歩約10分
おすすめメニュー
- 豚肉小籠包(1籠8個入り・NT$100)
- カニみそ小籠包(1籠8個入り・NT$150)
- 黒トリュフ小籠包(1籠6個入り・NT$180)※季節限定
鼎泰興の小籠包の特徴は、薄めの皮と豊富なスープ。一口で皮が破れてしまうほどジューシーなので、初心者は「小籠包の食べ方講座」を受けてから挑むのがおすすめです(英語対応も可能)。特に黒トリュフ小籠包は、台南ならではの贅沢な一品で、予約必須の人気メニューとなっています。
深夜まで営業「阿霞飯店」の小籠包
台南を代表する老舗料理店「阿霞飯店」。台湾料理のフルコースが楽しめる高級レストランですが、バーエリアでは深夜まで小籠包やつまみ料理が楽しめます。
住所と営業時間
- 住所:台南市中西区中正路18号
- 営業時間:レストラン11:00〜14:30、17:00〜21:00、バーエリア18:00〜翌2:00
- アクセス:台南駅からタクシーで約10分
- 👉 グーグルマップで場所を見る
おすすめメニュー
- プレミアム小籠包(1籠4個入り・NT$180)
- 魚卵小籠包(1籠4個入り・NT$220)
- 台南名物担仔麺(NT$150)
小ぶりながら一つ一つが芸術品のような美しさを持つ阿霞飯店の小籠包。皮の透け具合から中の具材が見え隠れする様は、まさに芸術品。特に魚卵小籠包は、噛むと魚卵がプチプチと弾ける食感と小籠包のジューシーさが絶妙に絡み合う、ここでしか味わえない逸品です。
小籠包を楽しんだ後に訪れたい台南の観光スポット
小籠包を堪能した後は、歴史ある台南の街並みを散策してみましょう。小籠包店の多くは、台南の観光名所の近くに位置しています。
赤崁楼(せきかんろう)
オランダ統治時代の1652年に建てられた史跡。台南観光の定番スポットで、鼎泰興からも徒歩圏内です。
- 住所:台南市中西区民族路二段212号
- 営業時間:8:30〜17:30
- 入場料:NT$50
安平古堡
台湾最古のオランダ建築物として知られる要塞。度小月の本店から少し距離がありますが、タクシーで15分ほどで到着します。
- 住所:台南市安平区国勝路82号
- 営業時間:8:30〜17:30
- 入場料:NT$50
神農街
台南を代表する歴史的な通りで、阿霞飯店からも近い場所にあります。レトロな雰囲気の中、カフェやショップが並び、地元アーティストの作品も展示されています。
- 住所:台南市中西区神農街
- アクセス:阿霞飯店から徒歩約7分
- 👉 お得な航空券 + ホテル おすすめプラン
台南小籠包巡りのための実用情報
最適な訪問時期
台南は年間を通じて温暖ですが、10月から翌年4月までの乾季がベストシーズン。特に12月から2月は比較的涼しく、街歩きにも最適です。
言語対応
台南の多くの観光地や有名レストランでは、メニューに英語表記があります。しかし、より地元志向の店舗では中国語のみの場合もあるので、以下の中国語フレーズを覚えておくと便利です。
- 小籠包一籠お願いします:請給我一籠小籠包(チン ゲイ ウォ イーロン シャオロンバオ)
- おいしいです:好吃(ハオチー)
- ありがとう:謝謝(シェイシェイ)
移動手段
台南市内は比較的コンパクトですが、移動にはタクシーやUberが便利です。また、市内バスも整備されており、バス停では日本語の案内も表示されています。レンタサイクルも人気の移動手段です。
台湾旅行者の交通ガイド:地元民おすすめの移動術と便利な乗り方完全解説
支払い方法
多くの店舗でクレジットカードが使えますが、特に小さな店舗では現金のみの場合もあります。台湾ドル(NT$)を事前に用意しておくことをおすすめします。
まとめ:台南の小籠包体験
台北の名店に比べると知名度は低いものの、台南の小籠包はその独自の発展を遂げた味わいと伝統で、多くの食通を魅了し続けています。歴史的な街並みを散策しながら、各店舗の個性豊かな小籠包を食べ比べる旅は、台湾グルメ旅の新たな楽しみ方になるでしょう。
特に、度小月のしっかりとした食感の小籠包、鼎泰興のジューシーな小籠包、阿霞飯店の芸術的な小籠包と、それぞれに違った魅力があります。台南を訪れる際は、ぜひこの記事を参考に、台南ならではの小籠包文化を堪能してみてください。
皆さんの台南小籠包巡りが、素晴らしい思い出となりますように!
コメント