台湾朝ごはん徹底ガイド|地元民に人気の定番ローカル5選
朝ごはんは“旅の一番最初の感動”──台湾では特に。
「旅行中の朝って、どこで何を食べよう…?」
そんなふうに、旅先の朝ごはんに悩んだことってありませんか?
台湾旅行ではその悩み、むしろワクワクに変わります。
なぜなら台湾の朝ごはんは、ただの食事ではなく、文化そのもの。
地元の人の生活に根ざした屋台のにぎわいや、湯気立つ豆乳の香り、焼きたての蛋餅(ダンビン)──
それらすべてが、朝から「旅してる実感」をくれるんです。
今回は、台湾初心者にもわかりやすく、
“地元民に長年愛されている定番のローカル朝ごはん5選”をご紹介します。
台湾の朝ごはん文化の魅力とは?
台湾では朝ごはんを外で食べる人が非常に多いのをご存知でしょうか?
しかもただパンやおにぎりを買うだけではありません。
朝5時台から営業している専門店や屋台も多く、店内は出勤前のサラリーマンや学生でにぎわいます。
台湾の「朝ごはん屋さん」=“早餐店(ザオツァンディエン)”
コンビニよりも身近な存在とも言えるのがこの「早餐店」。
伝統的な豆乳&揚げパンスタイルから、洋風のサンドイッチ、台湾式ハンバーガーまで実に多彩。
さらに朝市や夜市で見かける小吃(シャオチー=軽食)も、朝から提供されるお店がたくさん。
つまり、台湾では「朝からがっつり、でも手軽に、しかもおいしい」が叶うわけです。
朝ごはんを通して“台湾を感じる旅”に変わる
観光スポットや有名グルメはもちろん魅力的ですが、
台湾をもっと深く味わいたいなら「朝の時間の使い方」がポイントです。
地元の人と一緒にテーブルを囲む
朝からローカル市場を歩いてみる
生活の中の食を知る
そうすることで、観光パンフレットには載っていない台湾の顔に出会えるはずです。
🌅 地元民に人気の定番ローカル朝ごはん5選
1|阜杭豆漿(フーハンドウジャン)【台北・善導寺】
これぞ台湾朝ごはんの王道!行列が絶えない超名店
台北で「朝ごはんといえば?」と聞くと、99%の地元民と観光客が答えるであろう名店がこの「阜杭豆漿」。
創業60年以上、朝5時30分オープンなのに、すでに外に人が並んでいるという超人気ぶり。
看板メニューは「鹹豆漿(シェンドウジャン)」
温かい豆乳に酢やラー油、干しエビやネギが入っていて、
豆腐のようにフルフルに固まったスープがクセになる一杯。
まろやかでほんのり酸味があり、朝の体にしみわたります。
セットで頼むべきは「厚餅夾蛋(ダンビン)」
もっちりとした焼きパン(厚餅)に、卵焼きを挟んだサンド。
香ばしくて、ほんのり塩気もあり、これと豆乳だけでお腹いっぱいに!
📍 店舗情報:
所在地:台北市忠孝東路一段108号2F
最寄り駅:MRT善導寺駅から徒歩1分
営業時間:5:30〜12:30(売り切れ次第終了)
予算目安:約70〜100台湾元(約300〜450円)
2|永和豆漿大王(ヨンフードウジャンダーワン)【台北・複数店舗】
「台湾の朝ごはんチェーン」として不動の地位
台北市内に複数店舗を展開する人気の豆漿チェーン。
観光地の近くにもあるので、アクセスしやすくて便利!
“地元民のリアルな日常朝ごはん”が食べられる場所です。
必食メニュー:「油條+甜豆漿(甘い豆乳+揚げパン)」
台湾朝ごはんの代表格ともいえるセット。
熱々の甘い豆乳に、カリッカリの揚げパン(油條)を浸して食べるのが定番スタイル。
揚げパンの油分がほんのり染みて、サク&とろの食感が絶妙!
甘い豆乳はほんのりとした優しい味で、クセがなく日本人でも飲みやすいです。
実はメニューが豊富で朝以外も使える!
鹹豆漿(しょっぱい豆乳)
蘿蔔糕(大根もち)
蛋餅(台湾風クレープ)なども揃っていて、
ブランチや軽いランチにもぴったりです。
📍 店舗情報(例:中正店)
所在地:台北市中正區中華路二段188號
最寄り駅:MRT西門駅から徒歩10分
営業時間:6:00〜11:30
予算目安:約60〜120元(約250〜500円)
3|永樂米苔目(ヨンラーミータイモー)【台南・大稲埕】
台南朝ごはんの個性派代表!米粉うどんのあったかスープ
台北とはまた違う「朝ごはん文化」が色濃く残る台南。
その中でも根強いファンが多いのがこの「永樂米苔目」。
米苔目(ミータイモー)という、もちもちの米粉麺をやさしいスープでいただくローカル飯。
台湾北部ではあまり見かけない、南部ならではの“あったか朝ごはん”。
優しいスープ×米麺のバランスが絶妙
透明感のあるあっさりスープに、ねぎやそぼろ肉が少し乗っていて、
朝の胃に負担が少なく、じんわりと体が温まります。
油っこくないのに、出汁の旨味がしっかり効いていて、クセになります。
📍 店舗情報:
所在地:台南市中西區民族路三段20號
営業時間:6:00〜13:00
最寄り駅:台南駅から徒歩15分程度
予算目安:1杯40〜50元(約200円前後)
4|宏記豆漿(ホンジードウジャン)【台北・南機場夜市近く】
“夜市グルメエリア”に朝だけ出現する名店
南機場夜市といえば夜のイメージが強いですが、朝6時前から賑わうローカル店がこの「宏記豆漿」。
夜市観光の翌朝に立ち寄るにもぴったりな立地。
人気メニューは「蛋餅(ダンビン)」+「鹹豆漿」
蛋餅は台湾風クレープのような生地に卵を巻き込んだもの。
具材にハム・チーズ・ツナなどを選べて、外はパリッ、中はもちっとした食感がたまりません。
鹹豆漿は定番のしょっぱい豆乳スープ。
豆腐のように固まる様子を見て楽しむのも台湾ならでは。
📍 店舗情報:
所在地:台北市中正區中華路二段309巷
営業時間:5:30〜11:00
最寄り駅:MRT龍山寺駅から徒歩10分
予算目安:蛋餅+豆漿で約70〜100元(約350円前後)
5|石精臼蚵仔煎(スージンジウ・オアチェン)【台南・水仙宮市場】
朝から蚵仔煎(オアチェン)!?台南人の豪快朝ごはん
台湾の「牡蠣オムレツ=蚵仔煎」といえば夜市定番メニューですが、
台南では朝ごはんとして食べられる文化があります!
その中でも朝市の一角にあるこの名店は、地元民が毎朝のように通う“濃い味文化”の聖地。
小ぶりな牡蠣+甘辛ソースがたまらない
新鮮な牡蠣を使ったぷるぷるのオムレツに、特製の甘辛ソースがたっぷり。
台湾南部の甘めの味付けがクセになります。
「朝から牡蠣!?」と思うかもしれませんが、不思議と胃にやさしく、旅行中の1食としてアリなんです。
📍 店舗情報:
所在地:台南市中西區國華街三段16巷
営業時間:6:00〜13:00
アクセス:水仙宮市場内(早朝が特におすすめ)
予算目安:蚵仔煎1皿70元前後(約330円)
☀️ 台湾朝ごはんをもっと楽しむコツ&注意点
✅ 注文のコツ:メニューが読めなくても大丈夫!
台湾の朝ごはん屋は、ローカル感が強くて英語や日本語メニューがないことも多いです。
でも安心してください、この3つで乗り切れます:
① 写真を見せる or 指差し注文が定番
スマホで「鹹豆漿」「蛋餅」「油條」などの料理写真をあらかじめ保存しておきましょう。
注文時に店員さんに見せれば、ほぼ間違いなく通じます。
② 人気店では「メモ用紙に書く」スタイルも
阜杭豆漿のような大型店舗では、店頭でオーダー用紙を渡され、記入して提出する方式のところもあります。
スマホでメニュー名を書いて見せてもOKです。
③ LINE翻訳やGoogle翻訳を活用
店頭メニューを翻訳カメラで読み取って意味を確認 → 指差しで注文。
最近の翻訳アプリはかなり精度が高いので、観光客の強い味方です!
✅ 観光客としての注意点もチェック
早起きがマスト!
→ 台湾の朝ごはん文化は「早寝早起き」が前提。人気店は朝6時〜8時が混雑ピークです。現金払いが基本!
→ 特にローカル店ではクレジットカードや電子マネーが使えない場合が多いので、小額紙幣とコインを多めに準備しておきましょう。1人1品でOK!シェアもOK!
→ 台湾ではシェア文化が当たり前なので、「いろいろ試してみたい!」ときは複数頼んでシェアして楽しむのがおすすめです。
🧳 まとめ:朝ごはんこそ“台湾ローカル”の入り口
台湾旅行といえば、夜市、グルメ、マッサージ、観光地……いろいろありますが、
本当に地元の空気を感じられるのは、朝のひととき。
朝の光に包まれた街並みのなかで、
熱々の豆乳をすすり、蛋餅の香ばしさにほっとし、
屋台のおばちゃんの笑顔に癒される──
それは“観光客”ではなく、“旅人”としての自分を感じる瞬間です。
✨ 最後に、こんな人にこそ台湾朝ごはんを勧めたい!
台湾旅行が初めてで「観光地だけじゃなく現地の生活を見てみたい」人
グルメには目がない人(朝からしっかり食べられる人)
地元民に交じって“台湾の日常”を体験してみたい人
「朝ごはんから始まる旅」──そんな楽しみ方ができるのが、台湾です。
ぜひ次の旅では、1日の始まりから台湾の魅力をたっぷり味わってください。
コメント