トラム以外の穴場乗り物5選|ロープウェイ・フェリー活用術で楽しむ香港ローカル体験
「香港の移動といえばトラムでしょ?」
そう思っているあなたにこそ知ってほしい、トラム以外の“穴場乗り物”が実は香港にはたくさんあるんです。
ローカル感たっぷりのミニバス、絶景が広がるロープウェイ、まるでテーマパークのようなエスカレーター…。
乗るだけで旅の思い出になる、そんな移動手段が香港の街には溶け込んでいます。
この記事では、観光客にはあまり知られていない5つのユニークな交通手段を厳選してご紹介。
ちょっと視点を変えるだけで、香港旅行がもっと楽しく、もっと深くなるはず。
トラム以外にも!香港は“乗るだけで楽しい”街だった
香港といえば、のんびり走る2階建てトラムが象徴的な交通手段として知られています。確かに、あの風景は旅の情緒を高めてくれますが、実はそれ以外にも「乗るだけで旅の思い出になる」ローカル乗り物がいくつもあるのです。
その背景には、香港という土地のユニークな地形や生活環境があります。
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急な坂や山が多いため、ロープウェイや登山鉄道が発達
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海に囲まれた都市なので、日常的にフェリーが交通手段として活躍
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路地や細道が入り組んだエリアでは、小回りの利くミニバスが重宝
観光客にとっては非日常な移動体験も、地元民にとっては日常の一部。
そんな“暮らしに溶け込んだ乗り物”に乗ることが、香港旅行をぐっと深くしてくれます。
この記事では、観光の目的地へ行くだけでなく、“乗ること自体が楽しい”穴場乗り物5選を厳選してご紹介していきます。
ヴィクトリア・ピークへ!ロープウェイ「ピークトラム」
🟨 アトラクション級の傾斜体験!片道だけでも満足度100%
香港島の中心部「中環(セントラル)」から、標高400メートル以上のヴィクトリア・ピークを結ぶ登山鉄道「ピークトラム」。
最大傾斜27度という急斜面をゴトゴトと登っていく体験は、まるでアトラクション。窓の外には高層ビル群と海、そして空へと続くような幻想的な風景が広がります。
2022年には第6世代の新型車両が導入され、車窓の眺めがさらにワイドに改良されました。冷房・座席も快適になり、乗るだけで一つの観光体験として成立する完成度の高さです。
🟨 行きはトラム+帰りはバスが人気ルート!
おすすめは「登りはピークトラム、下りはバスで絶景を楽しみながら帰るルート」。
上りは急斜面を一気に体験し、下りは【15番のミニバス】でヘアピンカーブを下りながら香港の街並みを楽しめます。
🟨 チケットはKKdayで事前予約して並ばずスムーズに!
ピークトラムは日中〜夕方の時間帯に非常に混雑します。特に人気の夕景&夜景タイム(18:30〜19:30頃)は1時間以上並ぶことも…。
そんなときは、【KKday】の事前予約がおすすめです。
✅ 行列スキップの優先レーン対応
✅ eチケットでスマホ提示だけでOK
✅ セット割引(展望台付き)もありお得
ローカルに混ざって乗る「ミニバス」体験
🟨 看板も案内もない?だけど乗れたら“通”の気分!
「ミニバス(小巴|シウバー)」は、香港を訪れる旅行者が見落としがちなローカル交通手段の一つ。
定員16〜19名の小型バスで、狭い路地や住宅地を抜けるように走る姿は、まさに“香港の日常”そのものです。
実はミニバスには2種類あります
種類 | 特徴 |
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緑のミニバス | 路線固定・定額運賃・オクトパスカード対応・観光客もOK |
赤のミニバス | 自由乗降・現金制・時刻未定 → 中級者向け |
最初に乗るなら断然「緑のミニバス」がおすすめ。
旺角、沙田、深水埗など主要エリアからも出ており、都市部から一歩外れたリアルな香港を覗ける乗り物です。
🟨 降りたいときは“声をかける”のがローカル流!
日本のように「次、止まります」のボタンはない車両も多く、降りたい場所が近づいたら「唔該、有落(ンゴイ、ヤウロ)」=「すみません、降ります」と運転手に伝えましょう。
勇気が必要ですが、地元の人と同じように振る舞える瞬間は旅の思い出に残るはず。
🟨 GoogleマップとeSIMで、迷わず安心の乗車を!
ミニバスの乗車で頼りになるのが「Googleマップ」の経路検索機能。
乗り場や到着時間もある程度表示され、どのバスにどこで乗り、どこで降りるかがひと目でわかります。
ただし、ミニバスはアプリでの現在地共有や翻訳機能が必要な場面も多いため、ネット接続は必須。
現地SIMより手軽な【eSIM】を事前にスマホへインストールしておくと、空港に着いた瞬間から通信OKで安心です。
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通勤フェリーで絶景タイム|スターフェリー以外の選択肢
🟨 地元の人の“日常路線”が、旅人には特別なクルーズに
観光フェリーとして有名な「スターフェリー」も素敵ですが、実は香港には地元民が日常的に利用する通勤フェリーが多数存在します。
特におすすめは、以下のような離島を結ぶフェリールートです
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中環(セントラル)⇔ラマ島(南丫島)
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中環⇔坪洲(ピンチャウ)
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紅磡(ホンハム)⇔北角(ノースポイント)
いずれも所要30分〜1時間ほどの船旅で、ビル群と自然の両方を堪能できる穴場コースです。
🟨 離島で味わうグルメや郷土文化も楽しみのひとつ
たとえばラマ島では、シーフードレストランや素朴なカフェが立ち並び、のんびり散策や海辺ランチが楽しめます。
長洲(チョンチャウ)ではお寺巡りや地元菓子「平安包」の食べ歩きも人気。“観光地っぽくない観光”をしたい人にこそぴったりです。
🟨 チケット不要!オクトパス(八達通)カードでらくらく乗船
これらのローカルフェリーは、事前予約なし・改札も簡単。
乗船口で(八達通)オクトパスカードをピッとかざすだけで乗れるので、旅先でも手間なくスムーズに乗船可能です。
オクトパスカードは空港やMTR各駅で購入・チャージ可能ですが、今はスマホ対応のデジタル版オクトパス(iOS/Android)も普及しています。
🟨 フェリー×eSIM活用で、現地ナビも写真投稿も快適!
フェリーからの景色はSNS映え間違いなし!
eSIMを使えば、海上でもサクサク通信できるので、リアルタイムで投稿やマップ確認も快適です。
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世界一長い屋外エスカレーター「ヒルサイドエスカレーター」
🟨 上がるだけで楽しい!坂の街・香港ならではの絶景移動手段
中環(セントラル)エリアにある「ヒルサイド・エスカレーター(Central–Mid-Levels Escalator)」は、全長800メートル以上、段数は20以上にもおよぶ世界一長い屋外エスカレーター。
山の斜面に沿って住宅街や商業エリアをつなぐこのエスカレーターは、もともと地元民の通勤用に作られたもので、無料で誰でも乗れます。
ただの移動手段と思うなかれ。乗っていると、下町のカフェや市場、香港らしい階段裏路地などが次々と現れる、まるで動く展望台のような体験ができるんです。
🟨 途中下車して街歩き!雑貨・カフェ・ローカル食堂が点在
エスカレーターの周辺は、SoHoエリアと呼ばれる流行エリア。途中で気になるお店があれば、好きなところで降りて散策できます。
特に、ハリウッドロード周辺のアンティーク雑貨店やカフェは、大人旅にぴったり。
朝の通勤時間帯(7:00〜10:00)は下り運転、それ以降は上りに切り替わるので、時間帯によって“流れ”が変わる点にも注意が必要です。
🟨 徒歩×エスカレーターで疲れを最小限に楽しむテク
エスカレーターをうまく使えば、坂道の多い香港でも無理なく街歩きが楽しめるようになります。
特に50代以降の方や、子連れ・荷物多めの旅では大きな助けになりますよ。
✅ 補足ポイント:
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Googleマップで「Mid-Levels Escalator」と検索すれば入り口がわかります
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エスカレーターは部分ごとに停止していることもあるので、ゆとりあるスケジュールで!
レトロで静かな観光列車「ラマ島サイクルトレイン」
🟨 自転車も一緒に乗れる!自然豊かな南Y島の“穴場列車”
香港の南西に位置する「南Y島(ラマ島)」は、自然が多く静かな雰囲気が魅力の離島。
この島を横断するように走るのが、「サイクルトレイン」と呼ばれる観光・生活兼用のレトロな列車です。
大きな車体ではありませんが、自転車をそのまま積めるフラットな車両構造が特徴で、観光客にもやさしい設計。
途中下車しながらのんびり散策やサイクリングを楽しむ人々に人気で、「まるで昭和のローカル線」のような落ち着いた空気が漂います。
🟨 人混みを避けたい派に◎のんびりローカル旅に最適
市街地の喧騒を離れて、のどかな風景と共にゆったりとした時間を過ごしたい方には特におすすめ。
路線は短めですが、途中の村では郷土料理やマーケットも楽しめます。
週末でも比較的空いており、子連れやカップルにも人気のルート。観光客が少ないので、現地の人との距離もぐっと近づく体験ができます。
🟨 移動中も快適に!VPN&eSIMで通信対策も万全に
南Y島では通信が弱いエリアもありますが、VPNを使えばセキュリティを保ったままネット接続可能。
観光マップ閲覧やオンライン決済も安心です。
✅ 【おすすめツール】
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まとめ:穴場交通で、いつもと違う香港体験を!
香港は、街のスケール感と公共交通の充実度が絶妙にマッチしている都市。
「効率よく移動する」だけでなく、“移動そのものが旅の目的になる”街でもあります。
今回紹介したようなトラム以外の乗り物たちは、ただの移動手段ではなく、その土地の風景・人々・文化に触れる「体験型観光」そのもの。
ピークトラムやミニバス、フェリーに乗ることで、普段は見過ごしてしまうような街の表情が見えてくるはずです。
また、香港は高低差のある地形と多島海の構造から、フェリーやケーブルカー、エスカレーターといった独自の移動文化が生まれた都市でもあります。
だからこそ、移動=観光になる。
移動のひとつひとつがアクティビティに変わる、そんな香港の魅力をもっと味わってみませんか?
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