香港のトラム完全ガイド|2階席おすすめルート&時間帯
香港旅行といえば、ネオンきらめく夜景やグルメが有名ですが、実は“ゆったり観光”を楽しみたい方におすすめなのが【トラム(路面電車)】
とくに2階席から眺める香港の街並みは、地下鉄では味わえないローカル感と絶景の両方を堪能できます。
しかし実際に乗ってみると…
「どの路線に乗ればいい?」「2階席ってどう座る?」「混んでて座れない…」
など、意外と“地味な不便”に直面するのが現実です。
本記事では、観光にも便利なおすすめルート・混雑を避ける時間帯・2階席のベストスポットまで、地元感覚でトラムを楽しむコツを徹底ガイド!
香港トラムとは?ローカルと観光のハイブリッド乗り物
香港のトラムは、1904年から走り続ける“世界でも数少ない2階建て路面電車”であり、今もなお香港島の中心部を走る現役の公共交通機関です。
地元の人にとっては通勤・通学の足、観光客にとっては“ゆったり街並みを楽しめるアトラクション”という二面性を持っています。
■ 運行エリアと本数
香港トラムは【香港島北部】の西端「堅尼地城(Kennedy Town)」から、東端「筲箕灣(Shau Kei Wan)」までを東西に横断。
一部は「ハッピーバレー」や「銅鑼湾」などへの分岐もあります。
平日は数分おきに運行しており、交通費も大人3香港ドル程度(約60円)と格安です。
■ なぜ人気? トラムの魅力とは
2階からの眺めが絶景:ビルの隙間から見えるビクトリア湾、古い街並みの生活感など、写真映えも抜群。
ローカル感たっぷり:車体のギシギシ音、のんびりと走る速度、車内の会話…まさに香港の“日常”を味わえます。
風を感じる開放感:2階の前方や最後尾は窓がなく、香港の風景をダイレクトに感じられます。
おすすめ2階席ルート&混雑回避テク
香港トラムは路線が多く、どれに乗っても楽しいのですが、観光におすすめの「2階席ビュー映えルート」は限られます。ここでは、地元感もありつつ観光向きのルートと、混雑を避けるちょっとしたコツをご紹介します。
✅ 絶対に乗るべき!おすすめルート3選
■① 上環〜銅鑼湾(Sheung Wan〜Causeway Bay)
高層ビルと伝統的な建物が混在する「ザ・香港」な風景
通りには巨大な看板やローカル市場、茶餐廳(庶民派カフェ)も
夕方前の時間帯は、ビクトリアハーバーに沈む光が2階席に差し込み絶景
■② 中環〜天后(Central〜Tin Hau)
トラム最古のルート。湾仔(Wan Chai)エリアで旧市街のレトロな街並みを堪能
「ブルーハウス」など歴史的建築にも注目
土日午後は空いていることが多く、女性一人旅にもおすすめ
■③ 北角〜筲箕灣(North Point〜Shau Kei Wan)
地元色の強い下町エリア。衣料品市場やローカルグルメが車窓から見える
通勤圏を避けて「平日昼前後」なら2階席を確保しやすい
トラムならではのガタガタした揺れも味になってきます
✅ 混雑を避けるコツ3つ
コツ | 内容 |
---|---|
時間帯を選ぶ | 通勤通学(朝7:30〜9:30、夕方17:30〜19:30)は避ける |
始発・終点で乗る | 2階席最前列を狙うなら「堅尼地城(Kennedy Town)」や「筲箕灣」から乗車 |
路線を選ぶ | ハッピーバレー(Happy Valley)経由はローカル利用が少なく比較的空いている |
トラムのチケット購入方法と便利な乗り方ガイド
香港トラムは観光客にもやさしい公共交通手段ですが、初めて利用する方にとっては乗り方に少し戸惑うかもしれません。ここではスムーズに乗るための基本情報をまとめます。
▶ 運賃と支払い方法
料金:一律3.0香港ドル(約60円前後)
どこまで乗っても料金は同じなので、短距離でも長距離でも安心。
支払い方法:後払い制
降車時に運転席の横にある機械にオクトパスカードをタッチ、または現金を投入(お釣りなし)。
▶ オクトパスカードを使うと超便利!
香港旅行では定番の交通系ICカード「Octopus(オクトパス)」を使えば、乗車がスムーズ。MTRやバス、コンビニでも使えます。
空港到着時にすぐ購入可能
デポジット式で、使い切れなくても返金可能
▶ 乗車の流れ:後ろから乗って前から降りる
トラムが停車したら、後方ドアから乗車。
2階席に行きたい場合は、すぐの階段を利用。
降りる際は前方ドアへ移動し、運賃を支払って降車。
▶ 渋滞や混雑の注意点
通勤時間帯(7:30〜9:30 / 17:30〜19:00)は混雑するため、観光目的での利用ならその時間帯は避けたほうが快適。
2階席は人気のため、早めの乗車や端から乗ると確保しやすい。
▶ トラムルート検索に便利なアプリ
Citymapper(シティマッパー)
Google Maps
MTR Mobile
いずれも香港市内のトラムやMTR、バスを一括で検索できるので非常に便利です。
混雑を避ける裏ワザと穴場スポット
香港トラムは地元の人の通勤にも使われるため、時間帯や乗る場所を間違えると大混雑に巻き込まれてしまいます。観光を快適に楽しむために、混雑を避けるコツや、あまり知られていない穴場スポットをご紹介します。
▶ 狙い目の時間帯
観光客におすすめの時間帯は以下のとおりです。
午前10時〜午後4時頃
通勤ラッシュを避け、街も比較的落ち着いている時間。
夜21時以降
夜景を楽しみながらのんびり乗車。ライトアップされたビル群が美しい。
▶ 混雑しにくい区間
北角(North Point)〜筲箕灣(Shau Kei Wan)方面
中心部から少し離れると、ローカル感あふれる街並みとゆったりした乗車時間が魅力。
上環(Sheung Wan)〜西環(Western Market)
レトロな建物が並び、観光客が比較的少ない静かなエリア。
▶ 穴場トラムスポット
石塘咀(Sai Ying Pun)付近のトラム道
坂道と古いビルが交差する、まるで映画のような景観。
筲箕灣(Shau Kei Wan)終点付近
ローカルな市場や屋台が広がるエリアで、観光客も少なくのんびり。
▶ 地元民が教える「確実に座る方法」
始発の終点から乗る
西側(堅尼地城)または東側(筲箕灣)から乗車すれば、2階席も確保しやすい。
2台目以降を待つ
混んでいるトラムを1台見送ると、意外と次の車両が空いていることも。
▶ 暑さ・雨対策も忘れずに
夏のトラム車内は蒸し暑くなるため、小型扇風機や飲料水の準備を。
雨天時は窓が開けられず蒸すので、エアコン付き車両(緑の表示)を狙うのが快適です。
トラム旅に役立つおすすめグッズ
香港のトラム観光は「ゆっくり景色を楽しむ旅」。快適に過ごすためには、ちょっとした便利グッズが役立ちます。以下に、おすすめのアイテムをご紹介します。
● eSIM(Airaloなど)
香港滞在中は安定した通信環境が不可欠。トラムの中でもGoogleマップや翻訳アプリを使えるように、eSIMの導入がおすすめです。SIMカードの差し替えも不要で、空港到着後すぐに使えます。
● ポケットWi-Fi(長時間利用者向け)
グループ旅行や動画をたくさん見る方は、ポケットWi-Fiも候補に。通信容量が大きく、複数人で共有可能。
✅ WiFiBOX|空港ですぐ受け取り&返却
✅ グローバルWiFi|国内外対応・サポート充実
● モバイルバッテリー
スマホを頼りに移動するなら、モバイルバッテリーは必携。写真や動画撮影でバッテリーが減る場面も多いため、トラム内でサッと使えると安心です。
● 折りたたみ傘 or UVカット帽子
トラムは屋根付きですが、乗降時に日差しや雨にさらされることも。日差しの強い香港ではUV対策グッズも忘れずに。
まとめ 香港のトラム旅をもっと快適に楽しもう
香港のトラムは、街並みをゆったりと眺めながら移動できる、観光にぴったりの乗り物です。
この記事では、観光客にとって意外と迷いやすい乗り方のコツから、混雑を避けて快適に楽しめるおすすめルートや時間帯、さらに旅を支える便利グッズまでを網羅してご紹介しました。
2階席からの眺めは、まさに“動く展望台”。
時間に余裕のある方は、あえてゆっくりめのルートで「香港のリアルな生活風景」に触れてみるのもおすすめです。
さらに、eSIMやポケットWi-Fi、VPNといった旅のインフラを整えておくことで、ストレスなくトラム旅を楽しむことができます。
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